【東野圭吾】歪笑小説
小説業界の内幕を描く笑える短編小説。
【8編目の「文学賞創設」】
この本は「12編の短編」からなる本です。
この本の8編目の「文学賞創設」には「しんみり」させられる。
・「ある出版社」が「ある文学賞」を創設する。
・「ある出版社」としては、「ある作家」に受賞してほしいが、賞を選考するのは出版者ではなく、選考委員。
・賞は「出版社が一番選んでほしくない作家」が受賞する。
・「出版社の人間」が「受賞作家」をハイヤーで迎えにいく。
・「受賞者」は、さほど喜んでいないようだ。
・そしてハイヤーに乗り込んだ「受賞者」を、「助手席の出版者」が目にする光景に「しんみり」させられる。