【スタバ・全国初出店】公立図書館に出店(佐賀県武雄市)
きょう4月1日、
「佐賀県武雄市の図書館内」にスタバがオープンします。
【自治体運営の図書館・初】
「自治体運営の図書館」では、初めてのスタバになります。
現在、国立大学である「筑波大学」と「名古屋大学」の図書館にスタバがありますが、
「国立大学」は、「国立大学法人」になるので、「自治体」ではありません。
・筑波大学中央図書館店(国立大学法人運営の図書館内のスタバ)
・名古屋大学附属図書館店(国立大学法人運営の図書館内のスタバ)
【武雄のスタバは、ライセンス店舗】
また、「筑波大学」と「名古屋大学」のスタバが
「スタバ直営店」であるのに対して、
「武雄氏図書館のスタバ」は、
「ツタヤとのライセンス店舗」であるという違いもあります。
【ツタヤ運営による利点】
市の図書館を、「ツタヤ」に委託することにより、
・年中無休になります。
・開館時間が1日4時間延長。
・雑誌や文具販売スペーやスタバができる。
・貸し出しカードは「ツタヤのTカード」を導入。
・本を借りるとポイントがつく。
・年間1億4500万円の運営費が、1割程度削減できる。
【ツタヤ運営への批判】
ツタヤの運営に対して
・営利ではない図書館運営が委託に向くか
・質の維持向上は大丈夫か
という批判が指摘があります。
しかし、地方自治体にできることが、
ツタヤという「膨大な運営ノウハウ」を持った会社にできないわけがありません。
これは、既得権益を持ったひとの
「イチャモン」、「いいがかり」レベルの指摘といわざるをえません。
【ツタヤの目的の1つ】
ツタヤのの区的の1つは、図書館利用者の個人情報です。
貸出履歴は、思想や信条、嗜好も分析できる重要な個人情報です。
これらの個人情報を入手することが、ツタヤの狙いの1つです。
個人情報は、個人情報保護法により守られているため、
まともな会社は、不正な方法で取得しません。
(不正な方法で取得すると、犯罪になるため)
【もうひとつも目的】
ツタヤののもうひとつの目的は、
「自治体図書館の運営委託」の「実績をつくること」です。
自治体や官公庁では、
新しい試みを「前例が無い」ことを理由に、
却下することがあります。
武雄市での「自治体図書館の運営委託」の実績を作ることより、
「前例が無い」という「却下理由」はなくなります。
また、「質の低下」を招くことなく
「運営費の削減」の実績をつくれば、
他の自治体図書館の運営委託も可能となります。
地方自治体運営の図書館の多くが
「ツタヤ」になる日も、
けっして遠い未来ではありません。
↓きょねん2012年8月の記事
【スタバ・全国初出店】公立図書館に初出店(佐賀県武雄市)
来年2013年4月、
「スタバ」と「TSUTAYA」のライセンス店舗が、
「公立図書館(佐賀県武雄市)」にオープンします。
【カルチュア・コンビニエンス・クラブ】
正確には「TSUTAYA」とのライセンス店舗ではなく、
「TSUTAYA」を運営する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」とのライセンス店舗になります。
この記事の中では、
「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」と「TSUTAYA」は、同じものとして記載します。
【図書館の年間運営費は1億4,500万円】
・図書館運営費は「年間1億4,500万円」。
・佐賀県武雄市が「TSUTAYA」から、もらうお金は「年間1億1,000万円」。
・契約期間は5年。
【市としては】
「武雄市」としては、
図書館の運営費用のほとんどを、
「TSUTAYA」が肩代わりしてくれることになります。
【TSUTAYA(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)としては】
「TSUTAYA」としては、
図書館はいわゆる「1等地」にあり、
出店する場所としては申し分がありません。
【スターバックス・コーヒー・ジャパンとしては】
「スタバ日本」としては、
「スターバックス・コーヒー・インターナショナル」との契約により、
年間出店数が決まっていますので、
出店数が増えることは良いことです。
(年間出店数に満たない場合は、違約金を払う必要があります。)
正確には、契約相手としては、
「スターバックス・コーヒー・インターナショナル」ではなく、
「エスシーアイ・ベンチャーズ・エス・エル」です。
(スターバックス・コーヒー・インターナショナルの100%完全子会社です)
「スタバ日本」としては、
出店にかかわる費用のほとんどを「TSUTAYA」が負担しますし、
集客調査の費用も「TSUTAYA」が負担するので、
「スタバ日本」の負担はほとんどありません。
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【スタバ・きょう4月1日・全国初出店】公立図書館に出店(佐賀県武雄市)
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